最近、ズッキーニをお料理に使う人が増えていますね。ズッキーニは、きゅうりに似ていますが、焼き野菜にするとほくほくして美味しいです。
イタリア料理には、切っても切れない食材で、最近は一般の家庭でも使われるようになりました。
ところが、このズッキーニで食中毒のような症状が出る人が増えていると言います。これは、ズッキーニの苦味に、中毒を起こす成分があるからだと言います。
岡山県で、ズッキーニの料理を食べた男女14人が、腹痛や吐き気を訴え、食中毒のような症状を起こしました。食中毒のような症状を起こした人は、ズッキーニを食べた時、強い苦味を感じたそうです。
これは、ズッキーニの苦味成分であるククルビタシンと言う成分が原因です。ククルビタシンは植物性の自然毒だそうです。
他にも、ズッキーニと同じウリ科の植物であるキュウリやカボチャ、メロンなどにも苦味成分ククルビタシンが含まれていますが、通常、含有量が本当に少ないので、苦味を感じることはなく、毒性も非常に低いので中毒を起こすことはないと言います。
こんかいの食中毒は、たまたま毒性の強いズッキーニを食べたと考えられます。
見た目ではまったくわからないので、これを防ぐには、調理する前にズッキーニのヘタを少しなめてみて、強い苦味を感じたら、食べるのをやめることです。